おうち英語を始めてしばらく経つけど、成果が感じられない
やっぱりインターナショナルスクールとかに通わないと話せるようにならないのかな?
私もそう感じていたことがありました。しかし、わが家の近くにはインターナショナルスクールなどなく、経済的にも2人の子どもを通わせてあげる余裕はありませんでした。
- 英語ネイティブでもなく、教育のプロでもない私たちが、子どもに英語を教えられるのか?
- このまま続けても意味ないのでは?
この記事では、そんなお悩みを持つ方におうち英語歴5年目の長男がどのようにおうち英語に取り組み、どんな成果・効果があったのかをご紹介します。
長男の取り組み内容・成果
- 1歳から9:00~17:00で保育園に通う
- わんぱくでじっとしていることが苦手
- シャイで人見知り
- 気になったこと、興味のあることは、とことん取り組む
- ママっ子
1歳から8~10時間ほど保育園で過ごしていることもあり、「1日中英語漬け」の環境にはできていません。
0歳:簡単なお歌や絵本
取り組み内容
- 英語絵本の読み聞かせ
- 英語のお歌の掛け流し
0歳のうちは、目に見えた成果は感じられませんでした。
0歳の頃から、ゆるく英語のお歌をかけ流したり、簡単な英語絵本を読み聞かせを始めました。
この頃は、まだ本格的にやるというよりは、身の回りに英語がある環境を作っていこう、という気持ちで取り組んでいました。
絵本の読み聞かせは、YouTubeで「絵本のタイトル + Read Aloud」と検索すると掛け流しの音源が出てくるのでお発音に自信がない方でもおすすめです。
お歌に関しても、YouTubeやAmazon musicなどで「Nursery Rhymes」と調べるとたくさん出てくるので検索してみてください。
0歳であまり映像を見せたくなかったのでYouTubeを流す場合は、スマホで再生して、画面は伏せるようにしていました。
1歳:英語での語りかけ
- 英語絵本の読み聞かせ
- 英語のお歌の掛け流し
- 英語での語りかけ
- 色、果物、動物など簡単な単語が分かるようになった。
- 英語の単語や絵本の一部を口にするようになった。
0歳から取り組んでいたことに加え、「英語での語りかけ」を少しずつ増やしていきました。
英語苦手で語りかけできそうにないんだけど……
私も最初は全然できなかったから、毎日使うフレーズから覚えていったよ!
一応、留学経験はあるんですがペラペラではありません。さらに育児中に使いそうな単語は、知らなかったものがたくさん!
例えば、「オムツはdiaper」「ベビーカーはstroller」などなど。
そこで、子育てで使える英語表現が紹介されている本を参考にして、「Put on your shirt.」「It’s time for lunch」などの簡単なフレーズから導入していきました。
そして意外と役に立ったのが、Goomiesという子ども向けの英語DVD!
ごっこ遊び、歯磨き、おやつなど幼児との日常生活がテーマにされていて、毎日使えるフレーズや単語がたくさん収録されています。
これを子どものために、車の中で毎日流していたら自然と私も覚え、語りかけできるようになったから本当におすすめ!
2歳:掛け流し強化
- 英語絵本の読み聞かせ
- 英語のお歌の掛け流し(強化)
- 英語での語りかけ
- 私の語りかけを理解するようになった。
- 歌えるお歌が増えた。
1歳頃までは、何となく選んだYoutubeやお歌をかけ流していました。かけ流す時間もバラバラで、習慣化できていなかったと思います。
そんなとき、たまたま手に取った『子どもの英語「超効率」勉強法 』という本の中で、英語のインプットの仕方について、下記のように記載されていました。
子どもがすでに身につけた日本語レベルに応じて、英語の入力の仕方を変える必要が出てくるのです。そのさいに3つの注意点があります。すでに述べましたが、①年齢にあった方法を選択すること、②適切な質を確保すること、③十分な量の入力を確保することです。
引用元:子どもの英語「超効率」勉強法|船津洋
ただ掛け流せばいいって訳じゃないんだね……
そうなの。だから、ある程度掛け流しの目安を決めて取り組むようにしたよ!
具体的な、量や掛け流すコンテンツの選び方もそちらの本を参考に決めました。
- 1日最低90分かけ流す。朝、夕方など分割してもOK!
- 同じ音源を1ヶ月ほど掛け流す。
- 歌に加え、会話ベースの音源もかけ流す。
なるべく、手間を省きたかったので、iPhoneのオートメーション機能を使って、毎日自動で同じ時間に掛け流しがスタートするように設定しました。
3歳:Youtube動画、英会話教室(1年間のみ)
- 英語絵本の読み聞かせ
- 英語のお歌の掛け流し
- Youtube動画
- 英会話教室(1年間のみ)
- 英語の問いかけに、英語で答えるようになった。
3歳ぐらいから徐々に、YouTubeも見るようになってきました。
とはいえ、見せたくなくないものは勝手に表示させたくなかったのでYoutube Kidsを使用して、長男が興味のある英語動画から選べるようにしていました。
YouTube Kidsだと1日の使用時間も制限できるからめっちゃ便利!
そしてこの頃から、そろそろアウトプットする場を与えてあげたいなと思い、悩みに悩んで近所の幼児向け英会話教室に週に1回通い始めました。
しかし、長男は生粋のママっ子。毎回、行くのを嫌がり(教室に入ってしまえば楽しんでいる)1年で一旦辞めることにしました。
また、参観の際にレッスン中の様子を見たのですが、あまり自らアウトプットしているような感じでもなかった(リピートはしている)ので、幼児のうちは家庭での取り組みで十分かなと思いました。
先生方も優しく、子どもの意思を尊重してくれる教室だったので、季節のイベントのはたまに参加させていただいています。
4歳:中古ディズニー英語(中古DWE)、フォニックス
- 英語絵本の読み聞かせ
- 英語のお歌の掛け流し
- YouTube動画
- 中古ディズニー英語(中古DWE)
- フォニックス(トド英語、Jolly Phonics)
- 多読絵本(ORT)
- フォニックスを理解できるようになってきた。
3歳まで教材は使用せずにおうち英語に取り組んでいましたが、何か指針になるもが欲しいと思いディズニー英語システム(DWE)に興味を持ち始めました。
20年近く英語教育に関わってきた知人も「ディズニー英語システム(DWE)は高いだけあって、しっかり作り込まれていて良い教材だと思う」と言っていました。
しかし、フルセットで100万円ほどする教材。
- 子どもたちが気に入るか分からない。
- 私も続けられるか分からない。
それなら中古で一部の教材だけ試してみよう!
ということで、メルカリで少しずつ中古のディズニー英語システム(DWE)を揃えていきました。
かなり古いものも出品されていますが、ディズニー英語システム(DWE)は何度もリニューアルはされているものの、教材の中身自体に大きく変化はありません。
中古でも最新のものは高いので、リニューアル前のものを購入すると安く済ませられるのでおすすめです!
こちらのサイトに、リニューアルの時期など詳しく紹介されているので参考になさってください。
ちなみにわが家は、親向けのガイドブック等も含め、合計62,888円で購入しました。一部被っていた教材は、再度メルカリに出したので、実際はもう少し安く済ませられています。
- Straight Play
- Sing Along 絵本
- Step by Step
- Talk Along Card+プレイメイト
- Story and Songs
- 絵本BOOK
- アクテビティボックス
- 宝箱
- プログレスブック+ステッカー
- マジックペンセット
- Sing Along ガイドブック
- ウェルカムブックガイド3冊
中古を買うとしてもたくさん教材があって何を買えばいいか悩むな……
4歳以降で購入するなら、まずはStraight Playがおすすめ!メインプログラムのストーリーやお歌が収録されていているよ!
文字にも興味を持ち始めたので、フォニックスも初めました。
最初の頃は『ジョリーフォニックス』という教材の、物語とお歌だけ聞かせ、途中からは『トド英語』という英語アプリも活用しました。
『トド英語』は遊びながらフォニックスを学べ、絵本や動画、ゲームなどもあって、夢中で取り組んでいました!
子ども1人で遊べるようになっていますが、放っておくと好きな動画ばっかり見てしまうので「デイリーコース」が終わったら、好きなもの見て良いよというルールにしていました。
フォニックスと合わせて、英語の多読絵本(ORT=Oxford Reading Tree)の読み聞かせも始めました。
多読絵本は、ORT以外にもCTPなどがありますが、CTPはお試しセットを購入してあまり興味を示さず……
一方、ORTは図書館で借りて読み聞かせたところ、興味を持ってくれたのでORTの購入を決意!
ORTは、短いストーリーの中におもしろい仕掛けがあるので息子にもピッタリでした!
ORTも一気に全て購入すると高いので、メルカリで最低限のセットを購入しました。
5歳:オンライン英会話
- 英語絵本の読み聞かせ
- 英語のお歌の掛け流し
- YouTube動画
- 中古ディズニー英語(中古DWE)
- フォニックス(トド英語、Jolly Phonics)
- オンライン英会話
- 英語を話すことに抵抗がなくなってきた。
- センテンスでの発話が増えてきた。
4歳の頃から、グループで工作や遊びを行うオンライン英会話には参加していたのですが、好きなこと以外は逃亡+シャイなので成り立たず……
その後、マンツーマンのオンライン英会話も試しましたが全然ダメでした。
SNSで同じ年齢の子たちが、楽しくオンライン英会話をしている姿を見て焦りました。
でもこのまま無理にオンライン英会話を受けさせて、「英語嫌いにはなってほしくない!」と思い、4歳のうちはオンライン英会話は辞めておきました。
5歳になって頃に再度、長男に合うオンライン英会話を探し始めたところワールドアイキッズ
- ごっこ遊びや工作、ゲーム(マインクラフト)など子どもの好きなことで一緒に遊んでくれる。
- 遊びメインでも、カリキュラムメインでもOK!
- コンシェルジュの方のサポートが手厚い。
長男はマインクラフトにハマっていたこともあり、毎回「先生とマイクラする!」と言って自分から進んで受けるようになりました。
ゲームをしながらも上手に発話を促してくれるので、シャイで失敗を恐れるタイプの長男でも少しずつ話すように!
毎回、同じ先生を予約しているので打ち解けるのも早かったように思います。
我が家の失敗例
- アウトプットを求める
- 子どもに合わないオンライン英会話
- 日本語YouTube禁止
- ノルマをガチガチに決める
- 読みを急ぐ
同じぐらいの年齢の子ができていると、うちの子もできるはず!と思い込んでいました‥‥
SNSで見かけるペラペラのスーパーキッズと比べるのを辞めて、私自身の肩の力を抜いてから長男の発語も自然と増えてきました。
これまでのおうち英語を振り返って
英語はあくまでもコミュニケーションツール。ペラペラでなくても、相手の話を理解でき、自分の考えを伝えられることが大切だと考えています。
私は幼少期から英語に触れてきたわけでもなく、ペラペラでもないですが、日常会話には困らない程度の英語力を身につけることができました。
大人になってから英会話を始めた私でも何とかなったんだから幼少期から英語に触れている子どもたちなら、いつか話せるようになるだろうと思っています。
これからも、すぐに結果を追い求めず「無理なく続けられるおうち英語」を心掛けたいと思います!